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75回目の終戦記念日を迎えました

本日(8月15日)75回目の終戦記念日を迎えました。戦争で犠牲になられた全ての方々に謹んで哀悼の意を表します。

 

私は戦争を経験した祖父母から、焼夷弾の怖さや食べることや着るものを確保することに苦労したこと、出兵で多くの同級生が亡くなったことなど直接当時の様子を聞くことができました。

しかし、当時を知る方が少なくなり、直接お話を聞く機会が今の子供たちにはほとんどありません。

そのため、戦争体験や資料などの記録を、次世代に継承していけるかが、大きな課題になっています。

 

【広島市の取り組み】

原爆を投下されたくさんの犠牲者を出した広島市、平和教育にも力を入れてい取り組みをされてましたが、広島市教育委員会が平成22年に実施した「児童生徒等の平和に関する意識実態調査(5年ごとに実施)」では、原爆が投下された日時(1925年8月6日8時15分)を正確に答えられた小学生は33%、中学生は56%、高校生は66%という驚きの結果でした。

広島市はこの結果から、児童生徒の被爆に関する知識や被爆体験を継承しようとする平和への意識・意欲が希薄化しているとして、学校の取り組み状況を調査したところ、校種間(小中高)の連携がないため、平和教育の具体的な指導方法や内容が体系化されていない事、子供たちが平和教育に対して、大切というよりも、受け身、一面的などのイメージでいることがわかりました。

そこで、各校種一貫した平和教育プログラムを策定し、平和教育を体系的に実施するために、平和教育段階に応じた「ひろしま平和ノート」を作成活用を始めました。

ひろしま平和ノート

その結果、平成27年に行われた次の調査では、原爆が投下された日時の正解率は、小学生は75%、中学生は78%、高校生は76%と大きく認知が進みました。

また、自分の考えを発表したり意見交換するなどの新たな学習活動も実施するようになったそうです。

広島市「調査報告書 平和に関する意識実態調査(概要版)」

 

【世田谷区の取り組み】

世田谷区にも、他の区にはない「平和資料館」が世田谷公園内に設置されましたが、区立小中学校が十分活用できている状況ではありません。

私は2013年から区議会定例会や委員会などでも、資料館のスペース、教育カリキュラムの問題を理由に一部の中学校での巡回展の実施などに限定され、十分に活用できていないことを指摘し、子どもたちが訪れられるよう長期休暇期間中の課題などにし発表の場を作るなど提案もしてきましたが、周辺小中学校での活用は始まりましたが、大半の小中学校では活用されておらず、未だ平和資料館の訪れる子どもたちはまだまだ少ない状況です。

戦争の怖さを知り、二度と起こしてはならないことと認識することも大事なことですが、私は未来を担う子供たちに、どうすれば平和な社会を作れるのか、考えそれについて意見交流できるような人になってもらいたいと考えています。

 

世界情勢を見ると、元徴用工問題や日本の輸出規制強化を巡り世界貿易機関(WTO)での衝突、韓国の大々的な不買運動などの日韓関係の悪化、貿易戦争とも言われている米中の対立など、自国の利益だけを追求するだけでは閉鎖的な貿易政策の応酬など、対立構造しか生み出さず、それが大国同士の衝突となれば、さきの世界大戦のように力対力の勝負になってしまいます。

 

 

自分たちの生活に置き換えて、自分の利益や権利を主張し衝突するのではなく、対話によって相手のことを理解することが大切なことを分かっていても、行動できていることが少なくなっている気がしています。

まずは自分の周りで争いが起こっていないか、思いやりやお互い様の気持ちが持ててるかな?など考える75回目の終戦記念日に私はしたいと思います。

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